かなりゆっくりペースではありますが
EP1 3D公開に合わせて竹書房から再販された三冊の小説
「偽りの仮面 議長暗殺計画」
スター・ウォーズ 偽りの仮面 (竹書房文庫)
スター・ウォーズ 偽りの仮面 (竹書房文庫)
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「ダース・モール 闇の狩人」
スター・ウォーズ ダース・モール 闇の狩人 (竹書房文庫)
スター・ウォーズ ダース・モール 闇の狩人 (竹書房文庫)
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と順に読み直し、只今
「エピソード1 ファントム・メナス」
スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス (竹書房文庫)
スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス (竹書房文庫)
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を読んでる途中です。

ということで、今回はノベライズ版「エピソード1 ファントム・メナス」から
コレは!と思った話をネタバレ。

映画作品の小説版でも、映画で描かれていないストーリーが
結構書かれているので、スピンオフ好きとしては欠かせない小説となっております。

映画では、ナブー封鎖をしたトレード・フェデレーションにジェダイが訪れるシーンから始まりますが、
小説版では、アナキンのポッドレースから始まります。
それも、アナキンが優勝するブーンタ・イヴ・クラシックではなく、
劇中のワトーとアナキンの会話でポッドが壊れたと言っていたレースです。

そんな感じで始まり、劇中の展開になっていくのですが、途中でもオリジナル展開が含まれます。

アナキンがワトーに頼まれてジャワのもとへ買い物に行くストーリーが有ります。
無事取引が終わり、帰る途中で瓦礫に挟まれ身動きできない
独りのタスケン・レイダーと遭遇します。
アナキンは恐ろしい存在だと聞いているタスケンを
お供連れてきた未完成C-3PO、ジャワとの取引で入手した数体のドロイドを使い
タスケンを助けだします。

こんな事をしたアナキンも、10年後(EP2)には・・・
と考えながら読み進めてる訳ですよ私は。詳しい内容も覚えてないし。

そんなこんなで、時間がかかってしまし、
タスケンを連れて帰る訳にもいかないし、置いてもいけない。
アナキンはタスケンと一夜を過ごすことにまります。

タスケンが襲って来たらどうしよう、と不安に駆られながらも、
タスケンが怯えてる、怖がってるだ!と。
あの凶暴なタスケンが怖がってるのに、アナキン自信は全く恐がってない。
僕には恐いものなんてない、勇敢な僕には恐いものなどないんだ!という展開に。

ここからが気になる展開に突入していきます。

そんな、ことを思いながらも、唯一恐れている事。
もし、母に何か有ったら、防ぎようのない恐ろしいことが起こったら?
母を失ったらどうすればいい?
そんな事は絶対起こらない、でももし起こったら?
と不安に陥るのでした。

既にEP2公開され
アナキンが母の死によって、タスケン虐殺を行う未来を知っている今となっては、
アナキン少年がタスケンを助けたタイミングでこんな事を考えてることが
非常に興味深い展開となってます。

そして、更に続きます。
アナキンはそのまま眠りに就き夢を見ます。
ジェダイになり邪悪と戦いと、様々姿で英雄になって活躍してる夢を。
そして、兵士を引き連れタトゥイーンの奴隷解放。
笑顔で両手を広げて迎える母を抱き返そうとすると母の姿が消えてしまうのでした。

その夢の終わりにはタスケンが出てきて彼に武器を向け見下ろしている所で
目覚めます。
すると、たった今夢で見たタスケンがアナキンを取り囲んでいたが
怪我したタスケンを連れて去ってくのでした。

EP1の公開時に出たノベライズですが、
母シミ・スカイウォーカーの死、そして武器を向けるタスケン。
偶然描かれたストーリーなのか、EP2の伏線として描かれたのかは不明ですが、
未来を予兆させる夢がとても興味深い内容でした。
アナキンが助けたタスケン部族が、アナキン自身によって虐殺された可能性も考えられますね。

長文になりましたが、こんな内容もありますので
興味がある方は手にとって読んでみてください。

因みに、EP2ノベライズ版はタスケンのシミの拉致から始まり、クリーグ・ラーズが足を失う話も
描かれてたような。
きっと、EP2 3D公開時に出るでしょうかね?
先日、全米EP2・3 3Dの一気公開が決定したので
スター・ウォーズ出版物がどうなるか心配してます。
個人的に全くうれしくない一気公開なのでした・・・